オメガ3は記憶力アップに良い?

 

一昔前にDHA・EPAの健康が初めて大々的にマスメディアで取り上げられたときは、「頭が良くなる」という謳い文句が何度も使われたものです。

 

現在の研究結果では単純な知能とDHA・EPAとの関連性は否定されていますが、人間を含めた動物の脳には高濃度のオメガ3脂肪酸が含まれることは事実であり、脳機能の一端を担っていることは間違いありません。そして記憶力など一部の能力の維持・向上とオメガ3脂肪酸には関連性があると考えられています。

 

オメガ3が脳に良い理由

 

脳でオメガ3脂肪酸を含む脂肪酸は細胞膜を構成しており、細胞膜にどの脂肪酸がどんな割合で含まれるかによって膜の流動性が決定されます。そしてオメガ3脂肪酸を多く含む細胞膜は流動性が高くなり、脳細胞の成長や情報の出し入れが活発化されます。

 

逆に飽和脂肪酸が多くなると細胞膜は固く流動性が低くなり、成長も鈍化し情報伝達も不活性化します。記憶力は脳細胞間の情報伝達の活性度と比例していると考えられており、当然ながらオメガ3脂肪酸の摂取量が多いと脳細胞間で活発に情報がやりとりされるようになり、記憶の効率も良くなるのです。

 

単純に知能指数へ影響を与えないことがわかったとはいえ、脳機能に大きな影響を与えるオメガ3脂肪酸が頭を使う人にとって重要な栄養素であることは確かそうです。特に記憶力を必要とする人は、意識してオメガ3脂肪酸を摂取し脳を活発に保つことが重要になります。